Q.もらった年賀状に誤字・脱字・誤用などを発見したことはありますか?

ちょっとした間違いが、大きな失礼にもなりかねない年賀状。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、もらった年賀状の中に発見した誤字・脱字・誤用について教えてもらった。他人の間違いを見て、しっかり学習しておこう。

Q.もらった年賀状に誤字・脱字・誤用などを発見したことはありますか?

はい 22.7%
いいえ 77.3%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのような誤字・脱字・誤用などだったのか教えてください

■名前間違い
・「宛名の坂本が板本になっていた!」(26歳女性/情報・IT/営業職)
・「名前の漢字を間違われていた」(21歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「よく名前を間違えられます……変換して名前が出ないので、適当に当て字してあります」(49歳男性/医療・福祉/専門職)
・「名字の漢字が難しいので、誤字はしょっちゅう」(28歳女性/商社・卸/営業職)
・「名前のへんのつくりとか」(35歳女性/医療・福祉/専門職)

■こんな箇所も注意
・「住所にある難しい漢字」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「住所や宛先などの誤字、手書きコメントの誤字脱字」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「差出人本人の漢字が間違っていた」(31歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「郵便番号」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)

■年号、干支
・「年号が間違っていた事です、昨年のままで直すのを忘れたのだと思います」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「干支が間違っていた」(25歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「丑を午と書いてあった」(54歳男性/電機/技術職)
・「申年が甲年になっていた」(46歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)

■ありがちな誤用
・「謹賀が、勤賀になっていた」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「『新年明けまして…』とダブってる」(34歳男性/自動車関連/営業職)
・「お体にご慈愛ください」(50歳男性/その他/その他)

■その他、気をつけたい間違い
・「何度か『御』の文字が微妙に間違っていることに気付いたことがあります、子供の頃の話ですが」(27歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「様が抜けていた」(31歳女性/その他/事務系専門職)
・「名前がない年賀状があった(送り主)」(32歳女性/電力・ガス・石油/技術職)
・「白紙で送られてきた、印刷ミスだったのか、嫌がらせだったのか……」(37歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「敬語の誤りはよく見る」(32歳女性/金融・証券/営業職)

■総評
年賀状に発見した誤字・脱字・誤用。圧倒的に多かったのが「名前間違い」だった。難しい漢字を使った名前の人は「誤字はしょっちゅう」と諦めているようだったが、「坂本」が「板本」になっているなんて初歩的なミスだと「がっかりする」という意見もあった。今はパソコンで宛名印刷をする人がほとんどだろうが、何年も間違いのまま送り続けていたなんて失礼がないように、再度データを確認しておきたいところだ。

同様に、住所や宛先などの漢字間違い、ひどいものでは「差出人本人の漢字が間違っていた」なんて驚きの例もあった。郵便番号が間違っていると、住所不明で戻ってきたりして結構厄介なもの。送る側も送られる側も、入力間違い・書き間違いがないように気をつけよう。

年号や干支の間違いを指摘する回答もあった。「今年」とか「来年」のように、年賀状を書いている年と次の年を混同してしまうのはまだ分かる気もするが、受け取った側は苦笑だろう。また、干支も曲者で、「丑」と「午」、「申」と「甲」、「巳」と「己」など、普段あまり使わない漢字だけにいかにも間違えそうだ。

年賀状の文面でありがちな誤字・誤用もしっかり確認しよう。「謹賀新年」が「勤賀」となっていたり、「御」という字を間違っている人も結構多いようだ。有名な「新年明けまして」や「一月元旦」などの誤用もやってしまいがち。「ご自愛下さい」を「ご慈愛下さい」と書いてあった例を挙げてくれた人もいた。敬語を使うことも多い年賀状、尊敬する方とそのご家族に笑われていた、なんて事態にならないように注意深くいきたい。

年末に大急ぎで作ると、うっかりミスや誤用をする確率も上がってしまう。仕事も年末進行で忙しい時期とは思うが、年賀状の作成はできるだけお早めに!

調査時期: 2014年12月1日~12月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性133名 女性167名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート