JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR北海道は12日、年末年始期間(12月26日から1月4日まで)の指定席予約状況について発表した。

寝台特急「北斗星」。年末年始は運休を予定している

JR6社の指定席予約状況は、12月11日時点で予約可能席数892万席(新幹線617万席、在来線276万席)に対し、予約席数353万席(新幹線272万席、在来線82万席)で、予約率は39.5%。予約可能席数・予約席数ともに前年を上回った。

JR東日本は、新幹線が予約可能席数215万席(前年比103%)・予約席数(前年比105%)でともに前年を上回り、在来線が予約可能席数122万席(前年比98%)・予約席数26万席(前年比99%)でともに前年を下回った。新幹線は山形新幹線「つばさ」を除き、前年を上回る予約状況に。在来線では、来年3月の北陸新幹線金沢間開業で運転取りやめが決まった特急「北越」が前年比118%(7,000席)となり、中央本線・常磐線の特急列車も前年を上回った。一方、特急「成田エクスプレス」は前年比76%(1万2,000席)だった。

JR東海は、新幹線が予約可能席数354万席・予約席数158万席、在来線が予約可能席数24万席・予約席数8万席で、いずれもおおむね前年を上回る予約状況となっている。JR西日本は年末年始期間中、山陽新幹線で臨時列車503本、在来線で臨時列車230本を運転予定で、12月11日時点の予約席数は山陽新幹線87万8,000席(前年比101%)、在来線22万席(前年比100%)だった。JR四国は、特急・快速列車の提供席数が前年より600席減少(16万5,200席)したが、予約席数は前年より1,200席増え、5万1,400席に。JR九州は新幹線・在来線で計62万席を用意し、期間中の予約席数は対前年101.4%(22万2,000席)とのこと。

JR北海道の指定席予約状況(12月10日時点)は、提供席数19万5,618席(前年比98.4%)・予約席数9万2,941席(前年比96.4%)でいずれも前年を下回った。ただし、今年度は北海道新幹線開業に向けた試験の実施により、年末年始期間は本州方面の夜行列車が運休に。夜行列車のデータを除くと、提供席数は前年と比べて7,060席増、予約席数は前年と比べて3,830席増だという。予約のピーク日は札幌発が12月29日、札幌着が1月3日。

他のJR各社は下り列車のピーク日を12月30日、上り列車のピーク日を1月3日頃と予想。ただし、ピーク日の一部時間帯を除いてまだ席に余裕があるため、各社とも早めの予約を呼びかけている。