Amazonは12月12日より、販売中の日本語Kindle書籍に対し、新機能「X-Ray」の提供を開始すると発表した。

「X-Ray」は、電子書籍内の登場人物や地名、画像といった「書籍の骨格」をレントゲンのように映し出すサービス。

日本語Kindle書籍を読んでいる時に「X-Ray」ボタンを押すと、書籍に含まれる主要キーワードが「人物」「トピック」「画像」に分類され、一覧とともに、そのキーワードが書籍内のどの辺りに出てきたかを示すバー付きで表示される。

「人物」としてピックアップされた単語には、別名やニックネームなどもまとめて表示され、「トピック」としてピックアップされた単語には、Wikipediaによる簡単な解説が表示される。

書籍内に画像が含まれている場合、「画像」メニューをタップすれば画像のみを表示することもでき、画像は各ページにリンクされており、画像をタップすれば直接そのページに飛ぶことができる。

「X-Ray」の「人物」と「トピック」は、日本で発売しているすべてのKindle電子書籍リーダーとFireタブレットシリーズのほか、iOSおよびAndroid端末向けの最新版のKindle無料アプリからも利用できる。

「X-Ray」のイメージ(出典:司馬遼太郎『竜馬がゆく』)