東芝は11日、11月19日に発表した同社製タブレット「dynabook Tab S80」と「dynabook Tab S68」の法人向けモデルを発表した。発売は12月下旬。基本仕様は11月発表モデルとほぼ同等ながら、両機でWindows 8.1 Pro Update 32bitを採用するほか、S80ではNTTドコモのLTE対応モデルも用意する。

dynabook Tab S80/N

ワコムの開発した新ペン入力システム「アクティブ静電結合方式」と、同社のペン先認識技術などとの融合で、専用の電磁誘導ペン使用時に0.2mm以下の線での手書き入力を実現したWindowsタブレット。2,048段階の筆圧感知にも対応する。

ほか、ホワイトボードのメモや紙の資料を撮影後に補正・整形・テキスト化するアプリケーション「TruCapture V2」、デュアルマイクの採用で話者判別機能を載せた「TruRecorder」、手書き用ノートアプリ「TruNote V2」などの独自ソフトウェアも特徴となる。

法人向けのラインナップは、10.1型の「dynabook Tab S80/N」、8型の「dynabook Tab S68/N」の2シリーズで、それぞれにストレージ64GB/32GBモデルの2機種を用意。このほかの主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F (1.33GHz)、メモリがDDR3L-1333 2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics (CPU内蔵)など。ディスプレイ解像度は8型/10.1型ともに1,280×800ドット。デジタイザーペンは標準添付する。

S80/Nでは、NTTドコモのLTEサービス「Xi」対応モデルも揃え、回線契約により受信最大100Mbps、送信最大37.5Mbpsの通信が利用できる。

dynabook Tab S68/N