インテリジェンスは12月11日、同社が運営するエンジニアのためのIT勉強会・セミナー情報サイト「dots.」に登録しているエンジニアが選んだ「2014年下半期 注目のITタグランキングTOP30」を発表した。

同ランキングは2014年7 月1日から12月7日にかけて、dots.のユーザーが「お気に入りタグ」として登録した技術言語がイベント形式といったタグを集計したもの。現在、タグは約260個の技術キーワードから構成されている。

ランキングのトップに選ばれたのは「JavaScript」で、第2位以降は順に「HTML5」「iOS」「Android」「AWS」となっている。 Javascriptは、dots.ユーザーの約31%が動向をチェックしているという。

「dots.」では、上位5つのタグについて、精通したエンジニアによるコメントを掲載している。首位となった「JavaScript」については、LIG フロントエンドエンジニアの林優一氏が「この1年でますます対応範囲を拡大。記述量が増えたことによりMV*フレームワークの人気が広がり、フレームワーク間で議論が展開するなどの盛り上がりを見せた」と評している。

同社は、ランキングの結果を踏まえ、「2014年は新言語『Hack』『Swift』の公開、AWSのDockerサポート発表といった新しい技術の活躍の裏で、Windows XPのサポート切れやSSLのバグ発覚など、さまざまな動きがあった。ハードウェアにおいてもiPhoneやAndroidに追随するデバイスとしてウェアブルデバイスが次々と登場するなど、エンジニアにとってパラダイムシフトを感じるさせる1年になった」とコメントしている。

さらに、2015年については、「さらなるスマートフォンの普及とビックデータ活用の波により注目が集まっているIoTの発展により、どのようなサービス・製品が生まれるのか期待が高まる」としている。

dot.s 2014年下半期 「ITエンジニアが選ぶ注目の技術タグランキング」資料:dots.