習慣的なハードな運動は老化につながる? AGEと運動・食事の関係とは

 

AGE測定推進協会はこのほど、全国の20代~60代の男女を対象に実施した「AGE(終末糖化産物)への意識及び、食生活・スタイル傾向に関するアンケート」の結果を明らかにした。調査は9月8日~10日にかけて行い、500名から有効回答を得た。

次の生活習慣が老化に与える影響度合いは、どの程度だと思いますか?

AGE(Advanced Glycation End Products)とは「終末糖化産物」のこと。タンパク質と糖が加熱されてできた物質で、強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされている。血管に蓄積すると心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症を起こすリスクが高まるなど、美容だけではなく全身の健康に影響を及ぼすと考えられている。

AGEも老化の原因の一つとされているが、その他にもさまざまな老化につながる生活習慣がある。そこでいくつかの生活習慣を挙げ、それぞれの生活習慣が老化に与える影響の度合いについて尋ねた。

「非常に老化を促進する」が最も多かった項目は「朝食を食べない」で、以下「いびきをよくかく」「早食い」が続いた。また、適度な運動は「老化防止によい」と回答した人は6割を超えていたが、毎日15キロ以上走るなど、習慣的にハードな運動をすることは「老化につながる」と回答した人は9%だった。

同協会によると、食後の運動はAGE値の抑制に効果があるという。AGEは血中のブドウ糖が過剰になってあふれ出すと人間の体内で発生する。血糖値が最も上昇するのは食べてから1時間後であるため、血糖値が上がる前に20~30分ほど、少し汗ばむくらいのウオーキングなどをするのが効果的とのこと。習慣的に適度な運動をすることで、AGE値がたまりにくい体になる。

ただし、「1週間分の運動をまとめて」など激しい運動をするとアドレナリンなどが分泌され、反対に血糖値が上昇する可能性もある。

次に、「酸化」「糖化」「光老化」という言葉を挙げ、老化に与える影響はどの程度だと思うか尋ねた。「酸化」の言葉を知っていた人は70.0%だったが、「糖化」は29.4%と3割に満たず、「光老化」に至っては20.4%と認知率は低かった。

次の現象が老化(エイジング)に与える影響はどの程度だと思いますか

老化を防ぐために大切なことについて、同協会は「糖化」の抑制を挙げている。糖化は、体内の"コゲ"を作る原因で、体内のタンパク質が食事で摂取した糖と結びつき、AGEを生成。老化を促進させる働きは酸化よりも強いという。食物繊維が豊富な野菜や果物は、糖質の吸収を穏やかにする働きがあり、「糖化」を抑制する効果が期待できる。

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