資生堂は12月8日、企業名やブランド名で展開するSNSアカウントで投稿した記事を、一つのページに集約させたSNSまとめコンテンツ「SHISEIDO キレイロ」をリリースした。

同社は、SNSを活用した情報発信を積極的に行う一方で、新しい情報が優先的に表示されるフロー型メディアというSNSの特長から、顧客が過去の投稿記事を再び閲覧する可能性の低さが課題にあがっていたという。

今回のメディア構築は、同背景を踏まえ、SNSへの投稿記事を検索にヒットするようにHTML化し、コンテンツをストックする環境の整備を図ったもの。

これにより、SNSだけでなく検索サイトからの流入も見込めるほか、オウンドメディアへの回遊を促し、顧客とのコミュニケーション活性化を実現したい考えだ。

システム運用イメージ

なお、同社は12月時点で、企業公式Webサイトやエリクシール・UNOなどの商品ブランドサイト、グループ事業など国内において42のSNSアカウントを展開。

「SHISEIDO キレイロ」では、「ビューティー」や「グルメ&レシピ」「ライフスタイル」など顧客視点で選定した19のカテゴリに分類し、顧客が求める情報を探し易く工夫したほか、好みの記事を見つけたら「CLIP」して保存できる機能や、面白い記事やCLIPした内容を知り合いにシェアする機能なども設ける。