パイオニアは12月9日、ITエンタテインメントシステム「Stellanova(ステラノヴァ)」を発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は70,000円前後(税別)。

「Stellanova(ステラノヴァ)」

USB DACアンプ「APS-DA101J」

Stellanovaは、USB DACアンプ「APS-DA101J」とワイヤレスユニット「APS-WF02J」にスピーカーを組み合わせたシステムだ。

APS-DA101Jは、入力端子にUSB×1基と光デジタル音声×1系統、アナログ音声(3.5mmステレオミニジャック)×1系統を備えたUSB DACアンプ。USBはType Bポートで、APS-WF02Jとの接続に使用できるほか、PCやMacとの接続にも使用できる。また、Bluetoothにも対応しており、スマートフォンなどとワイヤレス接続することも可能だ。

DACチップはテキサス・インスツルメンツ製の「PCM1795」を採用。USB入力では、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源、5.6MHzまでのDSD音源の再生に対応している。光デジタル入力では48kHz/16bitまでの入力に対応する。アンプの実用最大出力は15W×2(JEITA 1kHz、10%、T.H.F. 6Ω)で、周波数特性は10Hz~40kHz(±3dB)だ。サイズはW198×D147×H33mmで、質量は570g。

ワイヤレスユニット「APS-WF02J」

APS-WF02Jは、IEEE802.11a/b/g/nに対応したワイヤレスユニット。Type AのUSBポートも4ポート装備している。USBポートのうち、1ポートはAPS-DA101Jとの接続に使用するが、その他の3ポートはHDDなどのUSBデバイスとの接続に使用できる。光学ドライブを接続して音楽CDの再生やリッピングを行うことも可能だ。

なお、APS-DA101JのUSBは1ポートなので、APS-WF02Jを使用する場合にはPCやMacとは無線LANで接続することになる。

また、専用アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」を使用することで、iPhoneやiPad、HDDに保存されているハイレゾ音源を、ワイヤレスで再生することが可能だ。サイズはW198×D149×H33mmで、質量は440g。

APS-DA101Jはシルバー、レッド、ゴールド、グリーンの4色、APS-WF02Jはブラック、ピンク、ブルー、ブラウンの4色が用意されており、Stellanovaは、計16通りの組み合わせで販売されることになる。

スピーカーシステムは、φ66mmコーン型ウーファーとφ26mmセミドーム型ツイーターを使用した2Wayバスレフ型だ。実効周波数帯域は75Hz~40kHzで、インピーダンスは8Ω。最大入力は40Wで、出力音圧レベルは80dBとなっている。サイズはW103×D140×H205mmで、質量は1.3kg。

ワイヤレスユニットを除いてUSB DACアンプとスピーカーの組み合わせにした「Stellanova Lite」と、USB DACアンプ、ワイヤレスユニット単品も同時に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は、Stellanova Liteが47,000円前後で、USB DACアンプが30,000円前後、ワイヤレスユニットが23,000円前後となっている(いずれも税別)。