あとらす二十一は12月8日、日経225に選定されている国内主要企業のWebサイトについて、マルチデバイス対応状況を独自に調査、その結果を発表した。

国内/世界主要企業サイトマルチデバイス対応状況

調査によると、国内主要企業Webサイトは44%がマルチデバイスに対応。主要企業を国内と世界で比較すると、マルチデバイス対応率は大きく変わらないという結果に。

しかし、その内スマートフォン専用サイトは、世界主要企業の調査結果に比較し、圧倒的に多いことがわかった。また、レスポンシブデザインは、世界主要企業の1年前の水準にあり、今後世界と同様に割合が増加することが予想される。

レスポンシブデザインとは、PC、タブレット、スマートフォンなど、様々なデバイスに最適化したWebサイトを、単一のファイルで実現する制作手法。デバイスごとに専用サイトを制作する必要がないため、更新作業の簡略化や更新漏れの防止が期待できるほか、検察エンジンなどに内容が重複した異なるURLの出現することを防げる。

国内主要企業サイト業界別マルチデバイス対応状況

マルチデバイス対応は、化学・素材や機械など、一部の業界を除いて定着してきたことが伺え、食品や通信、自動車、エネルギー業が特に高い結果となった。

レスポンシブデザインは、流通・小売/通信が対応率内訳で5割を超えたものの、その他の業界ではスマートフォン専用サイトが主流となっている。