智頭急行は特急「スーパーはくと」に使用されるHOT7000系の車内設備更新に着手する。デビューから20年経過したため、時代のニーズに合わせた設備を取り入れるもので、荷物置き場や多目的室、モバイルコンセント、温水洗浄便座付きトイレを新設するという。

荷物置き場イメージ

多目的室イメージ

窓側座席にはコンセントが設けられる

トイレは温水洗浄便座付きに変更

荷物置き場は1・5号車に設置。大型のキャリーバッグを置くことができ、ダイヤル式ロック鍵で錠をかけられる。多目的室は体調不良時や授乳、おむつ交換などに使用できる部屋で、利用時には車掌に声をかけることとなっており、5号車に設置される。モバイルコンセントは窓側の座席に新設され、パソコンや携帯電話の充電に利用可能。2~4号車に備え付けのトイレを温水洗浄便座付きに変更するとともに、トイレの内装を更新。男性用小便器は小児にも使用しやすい床置き式に入れ替える。

特急「スーパーはくと」は、智頭急行線経由で京都~鳥取・倉吉間を結ぶ列車。今回の車内設備更新は智頭急行が保有する34両すべてが対象で、工事は今月から開始され、2015年度中に完了の見込み。