アプレッソは12月5日、同社が開発・販売するデータ連携ソフトウェアの最新バージョン「DataSpider Servista 3.2」をリリースすると発表した。

「DataSpider Servista」は、企業システムにおけるさまざまタイプのデータの連携サービスの開発、テスト、運用をGUIによりノンプログラミングで容易に行うことができるEAI(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)製品。

今回発表された最新版は、クラウドサービスであるAmazon Web Servicesに連携する機能「DataSpiderアダプタ for Amazon Web Services(以下、AmazonWeb Servicesアダプタ)」を大幅に機能強化した。これにより、クラウド連携でのDataSpider Servistaの利用用途が広がるという。

新規で追加された機能としては、「Amazon Redshiftアダプタ」、「Amazon SQSアダプタ」、「ScriptRunnerfor Amazon SQS」がある。ScriptRunner for Amazon SQSは、Amazon SQS」を経由してDataSpiderの処理が実行できる機能で、オンプレミスからクラウド上のDataSpider Servistaの処理を確実に起動することを実現する。

また、Amazon RDSアダプタにおいてOracle 11gR2 / SQL Server 2012 / PostgreSQL 9.3 / MySQL 5.6 に対応し、Amazon S3のクライアント/サーバーサイド暗号化、マルチパートアップロードに対応した。

そのほか、やりたいことをキーワードに検索できるサンプルスクリプト集「逆引きリファレンス」、データをクエリやテーブル経由で取得可能なSAPテーブルクエリアダプタに差分抽出機能、金額項目単位変換が追加された。

料金は構成により異なるため、詳細は同社または販売店に問い合わせる必要がある。