サイレックス・テクノロジーは12月4日、IEEE 802.11a/b/g/n対応の超低消費電力無線LANモジュール「SX-ULPAN」を発表した。

同製品は、Qualcomm AtherosのWi-Fiチップ「QCA 4004」を採用し5GHzに対応する他、-40℃~85℃の産業温度での動作をサポートする。また、Freescale Semiconductorのマイコン「Kinetis K21」シリーズをリファレンスプラットフォーム連携することで、産業・業務用途でも信頼性の高いIoTワイヤレスソリューションを提供できるとしている。

この他、同製品は、Freescaleのモジュール式開発プラットフォーム「Tower System」の対応ハードウェアに加えられた。これにより、容易にIoTに向けた製品を開発することができるようになるという。

なお、応用分野としては、遠隔監視、資産管理、テレメトリー、セキュリティ、音響機器、産業用のセンサや機器制御、ホームオートメーション、医療機器などが想定されるとしている。すでに、評価キットとサンプルモジュールの出荷を開始している。

超低消費電力無線LANモジュール「SX-ULPAN」

開発プラットフォーム「Tower System」

発表当日に開催されたFreescale Technology Forumのサイレックスブースに展示されていたIEEE 802.11a/b/g/n対応の超低消費電力無線LANモジュール「SX-ULPAN」