楽天リサーチは1日、「女性の働き方」に関する調査の結果を発表した。同調査は11月13日~14日の2日間、全国の20~69歳の男女を対象に実施。回答者数は1,000名。

日本は女性が働きやすい環境になってきているか

「日本が将来女性にとって働きやすい環境になっていく『変化』を感じているか」と聞いたところ、41.3%が「感じていない」と回答。「感じている」は全体の22.5%にとどまった。

「変化を感じている理由」については「育児休暇からの円滑な職場復帰に向けた支援」(20.9%)、「女性管理職の登用の増加」(20.4%)、「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系の柔軟性」(11.6%)であった。

「変化を感じている理由」

男女別では、「感じていない」割合は女性が46.4%、男性は36.2%と、男女間において意識の違いがあることがわかった。

現在の職場の状況は?

「現在勤めている職場が女性にとって『働きにくい』と思うか」については、48.2%が「働きやすい(女性)/働きやすそう(男性)」と回答。「働きにくい(女性)/働きにくそう(男性)」は22.3%であった。

「働きにくい(女性)/働きにくそう(男性)」だと思う理由を聞いたところ、「業務内容への不満」(15.9%)が最も多く、「職場での人間関係への不満」(11.5%)、「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系が柔軟ではない」(10.8%)が続いた。

「働きにくい(女性)/働きにくそう(男性)」だと思う理由

男女別に見ると、女性は「職場での人間関係への不満」「同僚の理解・協力が少ない」の項目で男性を上回った。一方男性は「業務内容への不満」「女性管理職の登用が少ない」「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系が柔軟ではない」という回答が女性を上回った。

「女性が職場で活躍し続けるために最も重要だと思うこと」については、「育児休暇からの円滑な職場復帰に向けた支援」が16.1%で最多。つづいて、「職場での人間関係」(14.2%)、「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系の柔軟性」(13.7%)という結果になった。