JR東日本八王子支社は豊田車両センターで所有する189系車両3編成のうち1編成について、定期検査を機に「グレードアップあずさ色」に変更すると発表した。12月6日に団体専用列車として営業運転を開始し、以降は臨時・増発列車や団体専用列車として運用する。

特急「あずさ」などで活躍した当時の「グレードアップあずさ色」

「グレードアップあずさ色」は、JR発足当初に中央本線で運転された特急「あずさ」の一部編成(183系)に施されていた色。1987年から1990年にかけて車内設備をグレードアップした際、塗色変更されたことからこの名で呼ばれる。現在、豊田車両センターが所有する189系のうち、他の2編成は長野色と国鉄特急色をまとっており、「グレードアップあずさ色」の登場により、かつての特急「あずさ」の3種類の塗色がそろうことになる。