NTTデータとアイリッジは12月1日、小田急電鉄が提供を開始したスマートフォンアプリ「odakyu Free Wi-Fi」を構築したと発表した。

「odakyu Free Wi-Fi」サービス概要

このアプリは、小田急グループが国内外の利用者向けに無料で提供するWi-Fiサービス「odakyu Free Wi-Fi」を利用できるようになる。

無料Wi-Fiサービスは、箱根エリアの主要駅・港や箱根海賊船内、ロマンスカー(VSE・EXE)車内、小田急線新宿駅などで利用可能となる。

また、箱根エリアでは、無料Wi-Fiサービスに接続した位置の情報に基づき、ユーザーに最適な観光情報を提供。6言語(日本語/英語/簡体字/繁体字/韓国語/タイ語)に対応しており、ユーザーが持つスマートフォンの設定言語に基づいて、表示言語が切り替えられる。初回接続時から、30日間無料でWi-Fiサービスが利用できる。

利用するにあたっては、ソーシャルメディアアカウント(Facebook/Twitter/Google/Yahoo! JAPAN)かショートメールサービス(SMS)による認証が必要となる。

両社は、2020年の東京オリンピックイヤーに向けて、世界各国からの訪日観光客向けサービスの提供を見据えて、全国規模で訪日外国人の周遊を促進していくという。

そのため、他の観光地域でも同様のサービス拡大を図るとともに、ユーザーの利便性向上を目的としたインタラクティブ映像配信技術を活用した仮想旅行体験の提供や、ソーシャルメディアを情報源とした地域情報の発信などの機能追加を検討する。