今年、話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2014ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が12月1日、都内で行われ、お笑いコンビ、日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」(受賞者辞退)が年間大賞を受賞した。

「現代用語の基礎知識選 2014ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式で年間大賞を射止めた日本エレキテル連合の橋本小雪(左)と中野聡子

受賞者が辞退した「集団自衛権」とともに「ダメよ~ダメダメ」で年間大賞を射止めた日本エレキテル連合。お笑いタレントが受賞したのは、2012年のスギちゃんの「ワイルドだろぉ」以来となる。日本エレキテル連合の中野聡子は「今年のお正月に冗談で目標として流行語大賞を獲るとジョークで言ったらこんなことになって…」と驚きを隠せなかったが、「基本、下ネタなんですけど、それを小さなお子さんからお年寄りまで幅広い方に便利な言葉として使っていただき、大変嬉しく思っています。今年はたくさんのライバルがいたのでどうなるかと思っていましたが、大変光栄至極です。どぶろっくに見せつけたいですよ!」と喜んだ。

同ネタは「ファミレスで宮史郎さんにそっくりのおじいちゃんがお店のお姉ちゃんを口説いていたんです。その姿があまりにおぞましかったのでネタにしました」と明かし、今年1年を「前半は本当に食えなくて、雪を溶かして飲んだり爪切りの代わりにアスファルトで削ったりしていましたが、後半は波に乗り始めて綺麗な身体になりました」と赤裸々に告白。来年以降については「暇になるでしょうね。落ち着くと思いますよ。さすがに隣で聞いていてウンザリしていますから」と話すも、「ただ、他もありますから、来年流行らすモノもちゃんと用意してあります!12月24日に発売されるDVDでご確認ください!」と一発屋で終わらないことを宣言していた。

その日本エレキテル連合と同じテーブルにいた美輪明宏は「私も同じような病気ですので」と会場を笑わせながら「原宿や渋谷のお嬢様が、『ごきげんよう』とお互いに言い合っていると聞いて、嬉しいことだと思いました。そういう人たちがどんどん出てくると嬉しいですね」と受賞を喜んだ。

2014ユーキャン新語・流行語大賞受賞語

<トップテン年間大賞>
ダメよ~ダメダメ/お笑いコンビ・日本エレキテル連合(出席)
集団的自衛権/受賞者辞退
<トップテン>
ありのままで/ディズニー アナと雪の女王チーム、ウォルト・ディズニー・ジャパン ゼネラルマネージャー・塚越隆行(出席)
カープ女子/漫画家・石田敦子(欠席)、カープ女子・大井智保子、古田ちさこ、天野恵(出席)
壁ドン/LDK、俳優・山﨑賢人(出席)
危険ドラッグ/衆議院議員、元国家公安委員長・古屋圭司(出席)
ごきげんよう/歌手、俳優・美輪明宏(出席)
マタハラ/立教大学 社会福祉研究所 特任研究員・杉浦浩美(出席)
妖怪ウォッチ/妖怪ウォッチ クリエイティブプロデューサー 企画、シナリオ原案・日野晃博(出席)
レジェンド/土屋ホーム スキー部・葛西紀明(欠席)、プロゴルファー・青木功(出席)、中日ドラゴンズ 投手・山本昌広(出席)