ワークプレイス・ソリューションプロバイダーのリージャスは28日、「情報漏洩」に関する調査結果を発表した。同調査は2014年7月の1カ月間、世界100カ国の経営者及び経営幹部ら2万2,320名を対象に実施されたもの。

日本は電車、世界は飛行機に危機意識

「ビジネス文書やビジネスの会話が近くにいるひと(隣席や後部座席など)に漏れてしまう場所はどこだと思うか(複数回答)」を日本人に尋ねたところ、「電車の中」(80%)、「カフェ・喫茶店」(78%)、「ホテルのバーやラウンジ」(46%)が上位となった。

同様の質問を世界の人にも尋ねたところ、最多は「カフェ・喫茶店」(59%)となり、「ホテルのバーやラウンジ」(50%)、「飛行機の中」(46%)が続いた。

日本では「電車の中」が突出して高い数値を出していることについて、リージャスは諸外国と比べて電車による通勤や移動が多いことが理由だと推測している。

「ビジネス文書やビジネスの会話が近くにいるひと(隣席や後部座席など)に漏れてしまう場所はどこだと思うか(複数回答)」

「オフィス以外の場所で仕事をする際、競合企業などに機密情報を漏らしてしまう行為は何か(複数回答)」を尋ねたところ、国内外ともに「携帯電話の会話内容を聞かれる」(日本70%/世界69%)、「書類を肩越しにのぞき込まれる」(日本65%/世界62%)、「ノートパソコンを肩越しにのぞき込まれる」(日本63%/世界59%)がトップ3となった。

「オフィス以外の場所で仕事をする際、競合企業などに機密情報を漏らしてしまう行為は何か(複数回答)」