左からお春役の明坂聡美、蟲奉行役の潘めぐみ、福田宏、天間役の芹澤優。

福田宏「常住戦陣!!ムシブギョー」を原作としたアニメのイベントが本日11月29日にアニメイト池袋本店にて開催され、出演者の明坂聡美、芹澤優、潘めぐみと原作者の福田がトークショーに出演した。

7月に発売された15巻を皮切りに、新作アニメが収録されたDVD付きの単行本が3巻連続でリリースされている「常住戦陣!!ムシブギョー」。OVAのアフレコについて潘は「TVシリーズが終わって時間が経っていたんですが、集まってみると全然久しぶりな感じがしませんでした」と感慨深げに語った。また芹澤は「アフレコが終わってから皆で中華を食べに行きました」と素朴な思い出を語り出すも「(虫だけに)蒸し料理が出ましたね」と華麗に決めてのけ、周りから喝采を浴びる。

さらにイベントでは、1月発売の単行本に付属するOVAの前半部分を初上映。仁兵衛をはじめとする面々が学園ドラマを繰り広げるという仰天の内容に、ゲストとして登場した福田は「企画として聞いてはいたんですが、本当に作ってしまうとは……。びっくりです」と驚きを隠せない。しかし蟲奉行が転校生になったり長福丸が生徒会長になったりといった、キャラクターの役どころについては「完璧でした」と大絶賛。

またその後のトークでは、キャスト陣がプライベートについて語るコーナーも。2014年はどのような年だったか聞かれた明坂は「いろいろ失敗が多い年だったので、今年を黒歴史にして来年は真っ白に」と意気込む。そして「来年こそは結婚したい!」と抱負を鼻息荒く語ると、会場からは笑いが。相手に求める条件について「顔がよくて、視力がよくて、新陳代謝がよくて、三半規管が強くて、持病が少なくて……」と羅列しだし、司会の柳原哲也(アメリカザリガニ)からは「すごいとこ行くなあ」と呆れられていた。

トークショーの最後に原作者の福田は「あまり家から出ないので今日は緊張しっぱなしでした」と苦笑しつつ、「今後も楽しく読んでいただけるよう頑張ります」と執筆への意気込みを見せる。また週刊少年サンデー(小学館)連載作のアニメ化企画「アニサン」の宣伝大使を務める芹澤は、「『アニサン』を通じてたくさんの人に会いたいし、作品についてもっと語り合いたい。応援をよろしくお願いします」と締めくくった。