ライフネット生命保険はこのほど、「主婦1,000人に聞いた、夫が働けなくなるリスクに関する意識調査」の結果を公表した。

「病気やケガで長期就業不能(長期間働けなくなる)になった人が身近にいますか?」(n=1,000)

同調査は、配偶者がいて、かつ住宅ローンを組んでいる(自分名義のみは除く)20歳から49歳の女性を対象に、10月24日から28日にかけて、モバイルリサーチで実施。1,000名の有効回答を得た。

突然襲う家族の危機に主婦はどう対応する?

「病気やケガで長期就業不能(長期間働けなくなる)になった人が身近にいるか」と聞いた。その結果、「いる」と答えた割合は、3人に1人(32.3%)となった。

「夫が病気やケガで長期就業不能になった場合のことを考えたことがあるか」と聞いた。その結果、「ある」が63.2%、「ない」は36.8%だった。また、考えたことが「ある」割合について、長期就業不能になった人が身近にいる・いないで比較すると、「いる」は78.3%、「いない」では56.0%となった。

「夫が病気やケガで長期就業不能になった場合のことを考えたことがありますか?」

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、どのようなことが不安か」と聞いた。その結果、最も高い割合となったのは「日々の生活費」で86.3%。以下「住宅ローンの返済」が75.5%、「夫の治療費」が63.7%と、金銭面での不安が上位に並んだ。

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、どのようなことが不安ですか?」(複数回答)

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、どのように生活すると思うか」と聞いた。その結果、「貯金を取り崩す」(61.8%)が最多となった。次いで「自分の働く時間を増やす」(55.1%)、「趣味・娯楽費を削る」(51.4%)が上位となった。以下、節約による対策が続くが、一方で、「クルマを売却する」、「自宅を売却する」と、資産の売却を考える人もみられた。

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、どのように生活すると思いますか?」(複数回答)

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、現在の預貯金や自身の収入で、どのくらいの期間、家族が生活できると思うか」と聞いた。その結果、「半年以内」が62.5%、「1年以内」は84.1%だった。他方、「2年以上」の割合は15.9%にとどまった。

「もしも夫が病気やケガで長期就業不能になった場合、現在の預貯金や自身の収入で、どのくらいの期間、家族が生活できると思いますか?」(n=1,000)

「民間の保険のひとつである"就業不能保険"について、説明(病気やケガをして働けなくなった場合に、毎月のお給料のように給付金を受け取れるもの)を加えた上で、存在を知っていたか、また、必要だと感じるか」を聞いた。その結果、「知っていた」は27.8%、「知らなかった」は72.2%だった。また、「必要だと感じる」割合は86.9%だった。

左「"就業不能保険"について、存在を知っていましたか?」。右「"就業不能保険"を必要だと感じますか?」