12月2日(火)、東京都千代田区のパレスサイドビルにてBPM(Business Process Management)の具体的な手法を紹介するセミナー『実践型ビジネスプロセス改革セミナー ~キーパーソンが語る、業務改善の手法とIT活用~』が開催される。

本稿では、同セミナーの基調講演と特別講演の内容を簡単にご紹介しよう。

三菱グループを支えるエキスパートが現場目線で解き明かすBPM

三菱商事RtMジャパン CIO 情報システム室長 大三川 越朗氏

基調講演に登壇するのは、三菱商事RtMジャパン CIO 情報システム室長の大三川 越朗氏。三菱商事に入社し、20年間鉄鋼部門にて営業を担当した後、グループ企業各社のCIOを歴任した人物である。

大三川氏は、三菱グループのSI子会社時代に、ビジネスプロセス・エンジニアリング・サービス部を創設したことでも知られる。BPMに真っ向から取り組み、数々の企業にソリューションを提供してきたエキスパートである。

氏のこだわりは、現場で実用され、引き継がれていくビジネスプロセスを構築すること。議論が可能な粒度で業務プロセスを可視化することからはじめ、担当社員が変わっても同じ業務品質を保てる業務プロセスを、システム開発と平行しながら設計していく。

このように説明すると簡単なようだが、いざ実践するとなると一筋縄ではいかない。設計プロセスのポイントごとにさまざまな注意点やコツがあるという。当日の講演では、事例を交えながら、数々の案件で蓄積してきたノウハウが紹介される予定だ。

19年連続売上成長のハーレーダビッドソン元社長が経営者視点でBPMを解説

元ハーレーダビッドソンジャパン社長で、現アンクル・アウル コンサルティング代表 奥井俊史氏

特別講演を務めるのは、ハーレーダビッドソンジャパンの元社長で、現アンクル・アウル コンサルティング 代表の奥井俊史氏である。

奥井氏は、何度か訪れた不景気の波を乗り越え、19年連続売上成長を達成した辣腕経営者。日本の大型バイク市場でハーレーダビッドソンをトップブランドに育て上げた人物としても有名だ。

奥井氏の講演は、大三川氏とは異なり、経営者の視点からビジネスプロセスについて解説される。改革の効果が現れるまでには相応の時間も必要と説く大三川氏だが、それを短縮するためのマーケティング理論や、CRMシステム、製/販連携の在り方などに関しても独自の考え方を持っている。

果たしてその考え方とはどういったものなのか。特に製造/小売業の経営やマーケティングに携わる方々は注目していただきたい。

開催概要

実践型ビジネスプロセス改革セミナー ~キーパーソンが語る、業務改善の手法とIT活用~

  • 日時 : 2014年12月2日(火) 13:30(開場 13:00)~16:20
  • 会場 : パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS
       東京都千代田区一ツ橋1-1-1(東西線竹橋駅 直結)
  • 申込締切 : 2014年12月1日(月) 18:00まで
  • 参加費 : 無料
  • 主催 : マイナビニュースセミナー運営事務局
  • 協賛 : OpenTextグループ

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