(左から)千住明、知念里奈、里見浩太朗、浅野温子、姜暢雄。

手塚治虫「ルードウィヒ・B」を原作とする舞台「音楽劇『ルードウィヒ・B』 ~ベートーヴェン歓喜のうた~」の公開稽古が、本日11月26日に東京国際フォーラムホールCにて行われた。

「ルードウィヒ・B」は天才音楽家ベートーヴェンの生涯を題材とした伝記マンガ。舞台版では原作を元とした部分に、有名な交響曲第9番の「歓喜の歌」のエピソードを付け加えたストーリーが展開される。公開稽古では、ベートーヴェン役の橋本良亮(A.B.C-Z)やモーツァルト役の河合郁人(A.B.C-Z)がピアノの演奏を披露。橋本は「ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲」を、河合は「ジーグ ト長調」を演奏してみせた。そのほか舞台で河合は「ピアノソナタ11番1楽章」も披露する予定だ。

2人がピアノを弾くのは今回が初めて。1カ月ほどの特訓を経て、本日が初お披露目となった2人は「ピアノの発表会みたいな気分だった」と緊張した様子を見せていた。音楽を手がけた千住明は「恐れ入りました。あまりにももったいないので、お客さんにも手元を見ていただこうと思って」と、橋本がピアノを弾く冒頭のシーンでのピアノ位置を、昨日急遽変更したエピソードを明かす。これに河合は「僕は(このままで)大丈夫ですから(笑)」と冗談交じりに言い、取材陣を笑わせていた。

囲み取材には橋本、河合、千住に加え、エレオノーレ・ブロイニング役の知念里奈、フランツ・クロイツシュタイン役の姜暢雄、ベートーヴェンの母マリア・マグダレーナ役の浅野温子、ベートーヴェンの父ヨハン・ベートーヴェン役の里見浩太朗も出席した。「音楽劇『ルードウィヒ・B』 ~ベートーヴェン歓喜のうた~」は、明日11月27日より東京国際フォーラムホールCより、12月11日より大阪・シアターBRAVA!にて上演される。

音楽劇「ルードウィヒ・B」~ベートーヴェン 歓喜のうた~

原作:手塚治虫『ルードウィヒ・B』
音楽監督:千住明
上演台本:ヨリコ ジュン
演出:モトイキ シゲキ
出演:橋本良亮(A.B.C-Z)、河合郁人(A.B.C-Z)、知念里奈、姜暢雄、浅野温子、里見浩太朗 ほか

東京公演

期間:2014年11月27日(木)~12月6日(土)
会場:東京国際フォーラム ホールC

大阪公演

期間:2014年12月11日(木)~12月14日(日)
会場:シアターBRAVA!