サンスターはこのほど、「世界のオーラルケア・歯周病事情に関する調査」の結果を発表した。同調査は、オーラルケア先進国である6カ国(日本、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデン)の20~69歳の男女2,280人を対象に、9月2日から17日にかけてインターネットを通じて行ったもの。

「『自分の歯に自信がある』と回答した人」

「『自分の歯に自信がある』と回答した人(日米のビジネスマン比較)」

「『歯がきれいな人は仕事ができそうに見える』と回答した人」

自分の歯に対する意識を聞いたところ、「自分の歯に自信がある」と回答した人が日本は13%となり、6カ国の平均54%よりかなり低い結果となった。ビジネスマンで比較した場合、アメリカのビジネスマンは72%が自信を持っているのに対し、日本ではわずか15%。「歯がきれいだと仕事もできる」と感じつつも、自分の歯には自信がないという日本人の傾向が浮き彫りとなった。

「外出の際の『携帯用ハブラシ』『会社などでの置きハブラシ』の有無(日本)」(全体/男女別)

「外出の際の『携帯用ハブラシ』『会社などでの置きハブラシ』の有無(6カ国のビジネスマン比較)」

外出の際の「携帯用ハブラシ」や「置きハブラシ」の有無について聞いたところ、日本人の所有率は32%だった。男女で比較した場合、女性の方が全体として所有率が高く、特に20代と30代の割合が高かった。一方で、男性は若い世代の所有率が低い傾向が見られた。6カ国のビジネスマンで比較したところ、日本のビジネスマンの4割以上が所有していることがわかった。

「外出先での歯みがき場所に対する意識」

「『きれいな場所があれば、外出時もできれば歯みがきをしたい』と回答した人」(日本)

外出先で歯みがきをする場所に対する意識について聞いたところ、「きれいな場所があれば、外出時も歯みがきしたい」と思っている人が日本は39%と、6カ国中最も多い結果となった。中でも日本の20代男女からのニーズが高く、他国と比較すると、歯みがき専用の場所や個人用の場所を求めていることがわかった。

「『外出先のトイレ』で歯みがきをすることに対する意識」

外出先のトイレでの歯みがきに対する意識について聞いたところ、日本では「トイレしか場所がないので、仕方がない」と回答した人が37%で、2位のイギリス(27%)と差が出た。