トッパン・フォームズは11月25日、独EYE SQUAREとの協業により、最新型ウェアラブル・アイトラッカー(装着型視線計測装置)を、日本で初めて導入すると発表した。

新型アイトラッカーは、従来品と比べ、フレームレスのため被験者の視野が拡大されることや、可動式シーンカメラの搭載により、作業をしている被験者の手元を自然な形で撮影しながらの計測が可能。これにより、生活者が注視している点、興味を示している点などを把握する視線計測調査を、より精緻な分析軸で行うことができる。今後は、調査の対象を帳票や紙面だけでなく、スマートフォンやタブレットの画面ユーザビリティー調査など、さまざまな手元操作の調査に視線計測を活用していく。

さらに、移動中の生活者の視線行動、導線行動を3次元で捉えて分析を行うとのこと。同社は、対象を施設の空間デザインや店舗の棚割りなどへも拡大し、2016年に制度化される施設のバリアフリー化義務付けに向け、施設のユニバーサルデザインについての調査にも着手していく、としている。

最新型ウェアラブル・アイトラッカー

視線の流れを把握し、計測データを取得