日本銀行は25日、2014年10月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年同月比3.6%上昇の102.5となり、16カ月連続で上昇した。

上げ幅は前月から0.1ポイント拡大し、1991年1月以来の伸びとなった。前月比では0.1%上昇した。

消費税を除いたベースでは前年同月比0.9%上昇の99.8と、16カ月連続の上昇。上げ幅は前月から0.1ポイント拡大し、比較可能な2001年1月以降で最も高い伸びとなった。前月比では0.1%上昇した。

企業向けサービス価格指数(出典:日本銀行Webサイト)

為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比3.6%上昇の102.4と、13カ月連続の上昇。上げ幅は前月から0.1ポイント拡大した。前月比では0.1%上昇した。

企業向けサービス価格指数を業種別に見ると、情報通信が前年同月比3.2%上昇し、寄与度も前月比で0.10ポイント上昇。広告は前年同月比4.5%上昇し、このうち新聞広告は同3.8%上昇、テレビ広告は同8.2%上昇、フリーペーパーなどのその他の広告は同3.7%上昇した。リース・レンタルも同4.4%上昇した。

一方、諸サービスは前年同月比で3.7%上昇したものの、寄与度は前月比で0.08ポイント低下した。