まったく付き合う気のない人からアプローチされた時、あなたはどのような態度で接しますか? マイナビニュース会員の女性400名に、その行動の意図や気持ちも含めて訊ねた回答を傾向別にまとめました。

■無視・避ける
・「それ以上接近されて断って、傷付けるのが嫌だから」(30歳/学校・教育関連/技術職)
・「何度誘っても無理だということをアピールするため」(27歳/機械・精密機器/技術職)
・「面倒、自分で気づいてほしい」(31歳/学校・教育関連/専門職)
・「どう思われてもいいから」(24歳/食品・飲料/事務系専門職)

男性の回答でも多かった「無視」「避ける」。女性の側も後々のめんどうを避けるために近づかないという人が多数でした。変に期待を持たせて傷つけないためという優しい心遣いを理由に挙げる人も。

■そっけなくふるまう
・「告白されるとそのあと面倒なので、その前に気持ちを引かせるため」(23歳/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「興味がないことをわかってもらうため」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「ストーカーになられたら困るという気持ち」(32歳/団体・公益法人・官公庁/ 事務系専門職)
・「普通に接していたら、いけると思われるから」(29歳/人材派遣・人材紹介/技術職)

無視するほどではないけれど、これもまたソフトに相手を避ける手段の1つ。また、自分に好意のある男性だと、たとえふつうに接していても都合よく解釈される可能性があるため、あえて冷たく接するというリスク回避の手段でもあるよう。

■気付かないふりをする・受け流す
・「なかったことにして、相手が自然と離れることを願う」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
・「気のない人でも仕事だったり関係が続く場合、ヘタに怒らせるのも怖いので逃げ続ける」(26歳/金融・証券/事務系専門職)
・「気づかなければなかったのと一緒だから」(31歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「波風をたてないように、かつ気を持たせないように逃げ切りたい」(22歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

気付かないふりをしてさりげなくかわすというのもありがちな態度。相手を傷つけたり、波風を立てずにお断りするための最良な手段ですが、相手が鈍感だと通用せず、即効性のない方法でもあります。

■恋人・好きな人がいることを伝える
・「自分に期待しないでほしいから」(25歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「誘われる前に、誘えない雰囲気をつくる」(31歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「きっぱり諦めてほしいから」(24歳/金融・証券/販売職・サービス系)
・「見返りを期待するなよという気持ち」(26歳/情報・IT/技術職)

相手に期待を持たせないための切り札である恋人や他に好意を寄せる人の存在の告白。男性に比べると女性のほうが若干多い傾向にありました。さらに、嘘を付いてでも相手に告げると答えた人が多かったのが女性に特徴的な傾向でした。

■はっきり断る
・「トラブル回避のため」(26歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「気を持たせても悪いから」(27歳/通信/販売職・サービス系)
・「引きずられても困るから」(28歳/その他)
・「時間がむだになるから」(32歳/金融・証券/事務系専門職)

これまた男性よりも女性に多かった回答。男性の側は、はっきり伝えるのも思いやりの1つと考える人が多かったのに対して、女性の側の方が強めで、曖昧な態度を取ることが相手に対して失礼だと考える人が多かったのが特徴的でした。

■やんわりと断る
・「はっきり断ると激昂されても困るし、かといって期待されても困るので」(33歳/その他)
・「気持ちはうれしいから邪険にできないけど、ちゃんと断りはしたいから」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「先があると思わせたら、かわいそうだと思います」(28歳/その他)
・「人として約束を破ったり無視するほど、悪者になりたくないから。いつか巡り巡って、自分に同じことが返ってくるのを避けたいから」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

それとなく断るという回答は男性の側にも多く見られましたが、はっきり伝えることで相手が激昂、逆上するのを避けたいという理由を挙げた人がいるのが男性にはない特徴でした。男女ともに相手を傷つけないよう配慮しつつも誤解のないようきちんと断るという人が多かったです。

■友達を強調する
・「友人として付き合いたいという気持ちから」(28歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「それ以上の関係になりたくない」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「気まずくなりたくないので」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「気がなくても、友達と言う観点からすると嫌いじゃなかったりするから」(25歳/金融・証券/専門職)

男性側にはほとんど見られなかった特徴的な回答です。恋人としては考えられなくても、友達としては変わらず付き合いたいという異性関係の在り方は女性の側から思うことの方が多いのかもしれません。

■普段どおり変わらず接する
・「たとえ気持ち悪くても態度に出さずに誰にでも平等にやさしくできる女性はモテると思うので」(27歳/学校・教育関連/専門職)
・「相手を特別視していないという態度をとる」(33歳/その他)
・「もしかしたらその人のことが好きになるかもしれないから」(22歳/建設・土木/技術職)
・「好かれて悪い気はしないので」(22歳/その他)
・「好きになってくれた人を無視したりするのも、気をもたせるのも悪いので、できれば今までどおりに接したいと思いますが、勘違いされたら、その関係を継続させるのは難しいかも」(33歳/不動産/事務系専門職)
・「恋愛以外の関係を壊したくない。アプローチされる優越感を感じたい」(27歳/ソフトウェア/営業職)

特に態度は変わらないとしたのは男性よりも女性のほうが多い傾向にありました。でもその理由は、現状は好意はなくても将来的に恋愛関係に発展するかもしれないという前向きなものから、特に実害がなければ態度を変える必要はないというドライな感覚な人、相手を傷つけないための思いやりなど千差万別でした。

■付き合ってみる
・「好意を持ってくれた人に対して申し訳ないから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「時間があればいく。新しい見識があるかもしれないから」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「もしかしたら、好きになれるかもしれないから」(22歳/マスコミ・広告/営業職)
・「生理的に嫌でなければ、その人の内面を知るいい機会になると思うから」(28歳/医療・福祉/専門職)

相手に対して好意はなくても、自分に好意を寄せてくれる人を素直に受け入れるという回答は女性の側にも一定数ありました。初めから両思いでなくても恋愛に発展する可能性のある場合もあるという前向きな人もそれなりにいるようです。

全体的に男性に比べると、気のない相手に対する態度は女性のほうがはっきりと気の無さを態度で示すという傾向。また、男性に比べると断ったり、距離を置くためのテクニックも多様で、ストレートではない方法が多かったのも印象的でした。そして、「友達関係を強調する」という回答が象徴するように、異性とのおつきあいは恋愛と友情は完全に別物と考えている人が男性よりも多いようです。

調査時期:2014年5月21日~2014年6月3日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:女性400名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

※写真は本文と関係ありません