台湾のユビタスは11月19日、中国のアリババとの協業により中国最大級のクラウドゲームサービスの本格的な提供を開始したと発表した。

ユビタスは、2007年に設立された、台北に本社を構え、東京・米国・韓国・中国を拠点とする、双方向コンテンツ配信分野の先進的なクラウドコンピューティング技術企業。

今回提供するサービスは、アリババのデジタルエンタテインメント事業部が今夏発表した家庭向けエンタテインメント・プラットフォーム事業の一環として提供される。

同事業ではアリババの消費者向けEコマース「Tmall.com(天猫)」のセットトップボックスなどを通じてゲーム、映像、音楽、教育を含むあらゆるコンテンツを各家庭のリビングルームに展開し、家庭向けエンタテインメントにおける中心的プラットフォームの確立を目指す。

両社は今後、ユビタスのクラウドゲーム技術を通じて国内外のゲームを双方向ストリーミングで配信し、Tmall.comのセットトップボックスやハイアール製スマートテレビを含む多数の機器にサービスを搭載し、中国の高性能PCやゲーム専用機を未購入のユーザーにも最新型機並みのゲーム作品をいつでも手軽に新しいゲーム体験を提供していく。