富士急行は11月30日開催の「第3回富士山マラソン」に合わせ、29日17時30分から30日朝6時まで、下吉田駅に展示されている寝台車を宿泊場所として開放する。

下吉田駅隣接「下吉田ブルートレインテラス」(スハネフ14形式)

利用料金は1人3,776円。利用できる寝台車は、かつて寝台特急「富士」として活躍していたのと同型のスハネフ14形式で、内外装ともに当時の状態を維持しているとのこと。暖房設備はあるものの、備付けの寝具はないため、防寒具は各自持参となる。昨年の開放時に要望の多かった夕食も、今年は弁当として提供される(要予約、800円)。

利用者は下吉田駅での受付終了後から30日のマラソンスタート時刻まで、マラソンスタート地点の最寄り駅となる河口湖駅まで列車の乗降りが自由に。利用者専用の臨時列車(下吉田駅発河口湖駅行)も運転される。葭之池温泉割引券がもらえる特典もあるとのこと。予約は富士急行交通事業部鉄道担当にて、電話で受け付ける。定員28名で、定員に達し次第締め切る。