ランスタッドはこのほど、11月23日の『勤労感謝の日』に向けて、世界23カ国と地域の約20万人に実施した調査の中から定年時期に関する結果を発表した。

何歳まで働きたいですか?何歳まで働く必要があると考えていますか?

グローバルでは平均5歳ほど早くリタイアしたいという結果に

同調査は、2013年11月~2014年2月にかけて、23カ国(※)の18歳~65歳までの男女約20万人を対象に実施した。

「働く必要があると考える年齢」「リタイアしたいと思う年齢」について尋ねたところ、「働く必要があると考える年齢」は、定年・年金制度など国の施策によって差が出た。年齢が低いのはアジア諸国の平均57.8歳で、高齢化の進展により年金受給開始年齢が高い欧州では平均65.5歳と高い結果となった。

「リタイアしたいと思う年齢」は、「働く必要があると考える年齢」から平均して5歳ほど早く、アジア圏では54.3歳、欧州では59.6歳だった。

日本では、「働く必要があると考える年齢」が60歳に対し、「リタイアしたいと思う年齢」が62歳で、調査対象23カ国と地域の中で唯一「より長く働きたい」と考えていることがわかった。学歴による差はないが、性別では男性、職位では特に管理職が、より長く働きたいと考える結果となっている。

(日本人を対象に)何歳まで働きたいですか?何歳まで働く必要があると考えていますか?

※ヨーロッパ地域(ベルギー、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア 、ルクセンブルグ、オランダ、ポーランド、スペイン、スウェーデン、スイス、UK)、アメリカ大陸地域(アルゼンチン、カナダ、USA)、APAC・その他の地域(オーストラリア、中国、香港、インド、 日本、ニュージーランド、ロシア、シンガポール)