カシオ計算機は18日、デジタルカメラ「EXILIM」シリーズの新製品として、Wi-Fi機能を搭載したゴルファー向けモデル「EX-FC500S」を発表した。11月28日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は40,000前後の見込み。

EX-FC500S

ゴルファー向けEXILIMの第6弾となるモデル。IEEE802.11b/g/n対応のWi-Fi機能を新たに搭載した。モーションシャッター機能とスマートフォン/タブレットの専用アプリを使うことで、カメラに触ることなくハイスピードムービーを撮影し、スマートフォンやタブレットで映像を確認できる。「自動ムービーカット機能」を使えば、ハイスピード撮影した動画から、スイング時のアドレスからフィニッシュまでの部分を抜き出せる。

スイングを撮影した静止画や動画に対して、ポジションを分析したりスイング角度を確認したりできるライン表示が可能。この機能をはじめ、スイングの比較に役立つ動画の2画面同時再生などは、従来モデルから継承している。プロゴルファー・石川遼選手のスイング動画も収録した。

2015年の春から、ACCESSによるサービス「Fullmiere Camera」と連携する予定

加えて、ゴルフクラブに加速度・角度・方位センサーを取り付けてスイング軌道やフェース角度を分析し、撮影した動画と連動させてスマートフォンなどに表示するサービス「Fullmiere Camera」を、2015年の春に開始する予定。このサービスによって、アプリに収録されているお手本のスイングと自分のスイングを比較して、数値や軌道を確認できる。

デジタルカメラとしての主な仕様は、撮像素子が1/2.3型正方画素高速CMOSセンサー、総画素数が1,679万画素。レンズ構成は、非球面レンズを含む9群10枚。焦点距離は約25~250mm(35mm判換算)、F値は3.5(W)~6.5(T)。光学ズームは10倍(プレミアムズーム併用時:20倍)、デジタルズームは4倍。モニターには3.0型の約92万画素TFTカラー液晶を搭載。180度のチルト機能も備える。

手ブレ補正補正機構は、光学式で3段分を補正し、高速連写合成との併用で6段分を補正する。記録画素数は、静止画が最大1,600万画素(4,608×3,456ドット)。最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30fpsの動画撮影も可能。画像ファイル形式は、静止画がJPEG、動画がH.264/AVC、MOV。約14.6MBのメモリーを内蔵するほか、外部メモリーとしてSDXCメモリーカードを使用できる。

ISO感度はISO80~3200(HSナイトショット時:最大25600)。シャッター速度はオートが1/4秒~1/1,000秒、静止画プレミアムオートPRO時が4秒~1/4,000秒。露出補正は-2.0EV~+2.0EV(1/3EVステップ)。フォーカス方式はコントラスト検出方式、フォーカスモードはオートフォーカス / マクロ / マニュアルフォーカスなど。撮影可能範囲は約5cm~。

電源は専用リチウムイオン充電池「NP-160」を使用し、撮影枚数が約280枚、動画撮影時間が約1時間、連続動画撮影時間が約1時間35分(タイムラプス撮影時:約2時間55分)。本体サイズはW99.6×D25×H59.5mm、重量は約202g(電池およびメモリーカード含む)。