STMicroelectronicsは、デュアル・インタフェース搭載セキュア・マイクロコントローラ(セキュア・マイコン)「ST31G480」が、日本国内の次世代の少額決済に対応したクレジットカード向け製品としてソニーに採用されたと発表した。

同マイコンはデュアル・インタフェース(接触・非接触型)を搭載し、高い演算能力および電力効率に優れた柔軟性と相互運用性を組み合わせており、カード・リーダで使用されている異なるタイプのRF通信を自動検出し、処理することが可能という特徴を持つ。

また、ソニーならびに採用企業各社は、複数の異なる規格・インフラ・地域にわたり運用可能なマルチアプリケーション対応の非接触型クレジットカードを開発し、普及させることが可能になるという。

なお、ソニーが導入する新しいクレジットカード用ソリューションは、2016年前半に入手可能になる予定で、1チップにデュアル・インタフェースに対応したVISA/MasterCard/JCBの最新の決済スキームとFeliCaベースの決済アプリケーションを搭載したカードになる予定だという。