雪印メグミルクはこのほど、インフルエンザシーズンの到来を前に、予防対策に関する意識調査結果を発表した。同調査は、全国の20~60代の男女2,401名(各世代240名ずつ※20代女性のみ241名)を対象に、7月25日から26日にかけてインターネットを通じて行ったもの。

「昨年のインフルエンザ予防接種率」

昨シーズン、インフルエンザワクチンによる予防接種(以下、予防接種)を受けた人は25.5%、受けなかった人は74.5%だった。

「インフルエンザ予防接種を受けた理由」

予防接種を受けた理由は、「学校・会社などで勧められたから」が26.0%で最も多い結果となった。

「予防接種を受けなかった理由」

予防接種を受けなかった理由の1位は「高価だから」(29.4%)だった。2位以下で「病院に行くのが面倒だったから」「注射は嫌いだから」「病院に行く時間がなかったから」「副反応(副作用)が怖いから」のいずれかひとつ以上を選択した人は53.0%となり、過半数の人が予防接種という行動自体への抵抗感を持っていることがわかった。

「集団予防接種を受けさせる意向/受けさせる理由」(小中学生の子どもがいる人対象)

「今後、学校で集団予防接種が無料で実施されたら、自分の子どもに受けさせたいか?」を聞いたところ、「受けさせたい」が79.1%だった。その理由としては、1位は「無料だから」(63.8%)、2位は「病院に行かなくてよいから」(52.8%)となった。

「予防接種以外に何らかのインフルエンザ予防対策を実施しているかどうか」

予防接種を受けなかった人のうち71.8%は、それ以外の何らかの予防対策を講じていることが判明。予防接種を受けた人のうち92.2%は、さらに何らかの予防対策を講じていることがわかった。

「予防接種以外で、インフルエンザ予防対策として実施していること」

「インフルエンザ予防のために積極的に摂っている食品」(食事に気をつけている人対象)

予防接種の有無に関わらず予防対策のうち最も多かったのは、1位「帰宅時のうがい・手洗い」(67.6%)、2位「マスクを着用する」(51.3%) だった。「食事に気をつける」は全体の22.6%を占め、中でもトップは「ヨーグルト」(51.9%)であった。

「ヨーグルト・乳酸菌にインフルエンザ予防効果認知」

ヨーグルト・乳酸菌にインフルエンザ予防効果が期待できることを「聞いたことがある」「知っている」という人は58.0%を占めた。一方で、「どのヨーグルト・乳酸菌に効果が期待できるか知っている」人は4.0%だった。