FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSDプロジェクトは「FreeBSD 10.1-RELEASE Announcement」において、FreeBSD 10系の最新版となる「FreeBSD 10.1-RELEASE」を公開したと伝えた。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版、armv6版のインストールイメージが公開されている。10.1-RELEASEでは、amd64版(x86_64版)向けにUEFI対応のインストールイメージが追加されている。

「FreeBSD 10.1-RELEASE」の主な新機能や変更点は次のとおり。

  • 新しいシステムコンソールvt(4)の追加
  • ハイパーバイザbhyve(4)へFreeBSD/i386ゲストのサポート機能追加
  • ハイパーバイザbhyve(4)へZFSからのブート機能追加
  • armv6カーネルへSMPサポート機能を追加
  • システム起動時にgeli(8)パスフレーズをキャッシュする機能を追加
  • IPv4およびIPv6スタックへUDP-Liteプロトコル(RFC 3828)サポート機能を追加
  • 新しいファイルシステム自動マウント機能autofs(5)を追加
  • OpenSSHをバージョン6.6p1へアップグレード
  • nc(1)ユーティリティをOpenBSD 5.5に同梱されているバージョンへアップグレード
  • unbound(8)キャッシュリゾルバおよびIdnsをバージョン1.4.22へアップグレード
  • OpenPAMをOurouparia (20140912)へアップグレード
  • OpenSSLを1.0.1jへアップグレード
  • pkg(8)パッケージ管理ユーティリティをバージョン1.3.8へアップグレード

インストールイメージはFTPサーバ経由でダウンロード可能。Amazon EC2向けのインスタンス(FreeBSD/amd64)や、Microsoft Azure向けのインスタンス(FreeBSD/amd64FreeBSD/i386)も提供されている。