大日本印刷(DNP)は、O2O(Online to Offline)サービスに必要な各種機能をクラウド型で提供するプラットフォーム「PASSMART(パスマート)」にポイント連携機能とアンケート機能を追加し、提供を開始した。

スマートフォン向けO2Oプラットフォーム「PASSMART」イメージ

「PASSMART」は、ニュース配信やクーポン発行、クーポン保管(PASSBOX)、デジタル会員証、アプリ内ブラウザ(WebView)、プッシュ通知、利用ログダウンロードなどの基本機能を備えたスマートフォンアプリ構築・運用サービス。

今回提供を開始するバーションアップ版「PASSMART Ver.2.0」では、店舗や企業が実施している既存のポイントシステムと連携し、ポイント情報をアプリで閲覧可能となったほか、アプリを利用する会員に対しアンケートを実施でき、アンケートに回答した会員には限定クーポンなどの特典を配信する機能も追加した。これら機能は、追加オプション機能で、別途費用が必要だ。

「PASSMART」機能一覧

価格は、PASSMARTの初期費用が150万円(税別)~で月額費が1OSあたり15万円(税別)~。ポイント連携機能の追加は、初期費用100万円(税別)~で月額費5万円(税別)~、アンケート機能の追加には、初期費用10万円(税別)~と月額費4万円(税別)が発生する。

DNPは今後、スーパーマーケットやドラッグストアなどの流通小売やサービス業などを中心に同サービスを提供し、2015年度までに5億円の売上を目指す考えだ。