エイビットは11月13日、Arduinoの通信拡張機能環境として使用可能な、Arduinoシールドと互換のピン配列を持った基板型のPHS端末「PHSシールド」を2014年12月から販売すると発表した。

同製品は、Arduino側から簡単なAPIで使用できるTCP/IPスタックおよびHTTPなどのアプリケーションプロトコルを内蔵しているため、自身でプロトコルスタックを持たないArduinoおよび互換ボードであっても、容易に公衆回線網に接続して、インターネット接続をすることができるようにするもの。

搭載している同社製PHS通信モジュールとアンテナはTELEC認証済みであり、使用にあたっての法令上の手続きは不要だという。

なおメーカー希望小売価格は2万9800円だが、これには2年間のデータ通信利用契約およびプリペイド通信料金が含まれており、同社のWebサイトにてアクティベーションを行うだけで、購入日からすぐに利用することが可能だとのことで、同社は年間5000台の販売を目指すとしている。

PHSシールド