東京都交通局は、都営地下鉄大江戸線勝どき駅大規模改良工事の一環として進めているホーム増設やコンコース拡張について、供用開始をこれまでの2015年度から2018年度へと延期すると発表した。工事の進捗状況と今後の工事工程を精査した結果、判断したという。

都営大江戸線勝どき駅の増設ホーム供用開始は2018年度に(写真はイメージ)

勝どき駅大規模改良工事は、駅周辺の急速な開発による利用者急増への対応を目的としたもの。ホーム上の混雑激化による乗降時間の増大が原因で列車遅延が発生していたほか、駅の処理能力を超えることで安全性の確保が困難となっていたことから、2010年度に工事を開始した。ホームの1面増設、コンコース拡張、分断されていたコンコースの一体化、地上出入口増設などを行い、輸送力増強や混雑緩和を図る計画だ。

なお、今回の発表によれば、増設ホームなどを供用開始した後、既存ホームの改修工事を行う予定だという。

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