イタリアのドゥカティは、EICMA2014ミラノショーの前夜祭にて、2015年モデルのワールドプレミアを実施した。2台のニューモデル「1299 パニガーレ」「ムルティストラーダ 1200」が披露された。

「1299 パニガーレ」

「ムルティストラーダ 1200」

2015年モデルのドゥカティ・スーパーバイク・ファミリーには、「1299 パニガーレ」が加わる。1,285ccのエンジンは最高出力205PS、最大トルク144.6Nmを発揮。その一方で乾燥重量は166.5kgとなっており、圧倒的なパワーウェイトレシオでハイパフォーマンスモデルの基準を引き上げるモデルとなる。

同じくワールドプレミアを迎えた「ムルティストラーダ 1200」の最新モデルは、エンジンに可変バルブタイミングを採用。インテークとエキゾーストのバルブを独立制御するもので、低回転域では豊かなトルクを、高回転域ではハイパワーを実現し、同時にEuro-4排出ガス規制もクリアしている。

インターネットで発表されて注目の集まっていた「スクランブラー」は、4バージョンが存在することが明らかにされた。ミラノ市内で開催されたWPストア・ショールームでは、「スクランブラー」だけでなく、「スクランブラー」のアパレル / アクセサリー・コレクションも展示された。

3車種のニューバージョン「パニガーレ R」「ディアベル・チタニウム」「モンスター・ストライプ」もそれぞれ発表された。「ディアベル・チタニウム」はチタンやカーボンファイバーを使用し、ドゥカティのクラフトマンシップが発揮された専用デザインのモデルで、500台だけが限定生産されるという。