LiBは11日、「ハイキャリア女性の残業事情調査」の結果を発表した。同調査は10月2日~9日の期間、LiB女性会員を対象に実施。109名より回答を得た。

残業の理由は「仕事を完遂したい」から?

「月平均で約何時間、法定労働時間を超える時間外労働をしているか」という問いに対し、「40時間以上」は27%、「31~40時間」は6%であった。一方、「30時間以下」は67%で、うち17%は「残業をしていない」と回答した。

「月平均で約何時間、法定労働時間を超える時間外労働をしているか」

「時間外労働がなくならない一番の理由」については、「業務量の多さ」が56%で最多。続いて「仕事を完遂したいという気持ち」(21%)、「残業代につられてしまう」(9%)、「上司より先に帰宅しにくい雰囲気がある」「残業していると評価されるから」(共に7%)という結果になった。

「時間外労働がなくならない一番の理由」

仕事効率化のために工夫していることは?

ハイキャリア女性の79%は「段取り」「システム(自動)化」「時間の有効活用」「周囲を巻き込む」「切り捨てる」などの工夫で「仕事の効率化」を図っているという。

具体的やっていることとしては「タスクは前日中に洗い出し、分単位でスケジューリング。その日に何をすればよいか考える時間を極力減らして、手を動かす、頭を使うことに集中できるようにする」「単純なデータ処理などの作業はマクロやプログラムを組んで一気に処理する」「朝誰もいない時間に出社してメールタスクをさばく」「各部署への根回し、協力を気軽に頼める人を多くつくること」「電話を無視する」「やめる仕事を決める」という声が寄せられた。

「労働時間を減らすことができたら、その時間を使ってしたいこと」は「家族・友人と過ごす」「勉強・読書・習い事」が23%で同率1位。他には「睡眠・リラクゼーション」「趣味・遊びの時間」(共に19%)、「異業種交流会など人脈づくり」(11%)、「恋愛・婚活」(5%)があげられた。

「労働時間を減らす事ができたら、その時間を使ってしたいこと」