キヤノンは11月11日、「EOS」シリーズ用の交換レンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を発表した。発売は12月下旬で、希望小売価格は300,000円となっている(税別)。

「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」

焦点距離100~400mmをカバーする望遠ズームレンズで、1998年12月発売の従来モデル「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」から16年ぶりのリニューアルとなる製品。蛍石1枚、スーパーUDレンズ1枚が用いられるなど光学性能が大幅に向上しており、描写力に定評のある「EF70-200mm F2.8L IS II USM」と同等以上の高画質を同社では謳う。新たに、蒸着膜の上に空気の球を含んだ膜を形成する技術「ASC」が採用されており、とりわけ垂直に近い角度で入射する光に対して高い反射防止効果を発揮する。

最大撮影倍率は従来の0.20倍から0.31倍と、最短撮影距離は1.8mから0.98mと近接撮影に強くなった点もポイント。クラスナンバーワンの近接撮影能力で、これまでの望遠レンズでは難しかった小さな被写体のクローズアップ撮影を楽しめる。

望遠撮影時に生じやすい手ブレ補正も強化。従来モデルで1.5段分(CIPA準拠、キヤノン基準では2段分)だったものが、新モデルでは4段分の効果へと向上した(「EOS-1D X」使用、400mm時、CIPA準拠)。手ブレ補正モード(ISモード)は3種類を用意。静止している被写体の撮影に適した「1」、スポーツの流し撮りに適した「2」、不規則な動きの被写体撮影に適した「3」を使用できる。モード3では、手ブレ補正をシャッターボタン半押しでは行わず、露光中にのみ行う。

そのほか、ズーム方式が従来の直進式から回転式となり、特定の位置で止めやすく、また隙間から水やホコリなどが入りにくくなった。さらに、堅牢性や耐久性が向上したほか、マウント接合部のラバーリングなどにより防塵・防滴構造となっている。

主な仕様は、焦点距離が100-400mm、開放F値がF4.5-5.6、レンズ構成が16群21枚、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最短撮影距離が0.98m、最大撮影倍率が0.31倍。フィルター径は77mm、本体サイズは最大径が94mm、全長が193mm、質量は約1,570gとなっている。