ダイハツ工業は10日、「ウェイク」を全国一斉に発売した。昨年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「DECA DECA(デカデカ)」がベースの新型軽乗用車だ。

ダイハツ「ウェイク G "SA"」

同車の開発にあたり、企画段階から45の使用シーンを想定し、それぞれのシーンで最適なクルマをめざしたという。中でもレジャー人口の多い6ジャンルの「レジャー・プロフェッショナル」(キャンプ、釣り、登山、サイクリング、サーフィン、スキー・スノーボード)とコミュニケーションを図り、レジャーシーンでの利便性を向上させている。

特徴は、座ってわかる見晴らしの良さ「ファインビジョン」、軽最大の室内空間「ウルトラスペース」、高さを感じさせない安心・安全の基本性能「ファン&リラックスドライブコンセプト」、圧倒的な荷室の使い勝手の良さ「ミラクルラゲージ」、存在感と多用途性を感じる塊感のあるスタイリング「WAKUWAKU BOX」の5つ。全高は1,835mmで、「視界の良さ」「荷室の広さ」に着目し、目線の高さ1,387mmで見晴らしの良いゆとりある運転を可能にしたほか、約90リットルの大容量ラゲージアンダートランクも設定。室内高も1,455mmあり、ゴルフバックを立てて積むなど、リヤシートをたたむことなく長尺物を積載できるという。

「レジャー・プロフェッショナル」による評価も行い、荷室の使い勝手を向上させるための仕様変更や多数のオプション用品設定など、レジャーに最適なクルマを実現。25.4km/リットル(JC08モード走行燃費)の低燃費を実現し、「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」で構成されるスマートアシストも採用。ワンタッチオープン機能付きのスライドドアをはじめ、快適装備も充実している。

「ウェイク」のグレードごとの価格は、「D」が135万円、「D "SA"」が139万3,200円、「L」が152万2,800円(2WD)・164万7,000円(4WD)、「L "SA"」が156万6,000円(2WD)・169万200円(4WD)、「X」が162万円(2WD)・174万4,200円(4WD)、「X "SA"」が166万3,200円(2WD)・178万7,400円(4WD)、「G」が170万6,400円(2WD)・183万600円(4WD)、「G "SA"」が174万9,600円(2WD)・187万3,800円(4WD)。

なお、北海道地区の「D」「D "SA"」(2WD)は1万800円高、「L」「X」「G」(ともに"SA"も含む)は1万4,040円高となる(価格はすべて税込)。