ゼネラル・モーターズ・ジャパンは、新開発の8速ATを搭載した「シボレー コルベット」の改良モデルを発表した。この8速ATはデュアルクラッチ・トランスミッションに匹敵するパドルシフト操作が可能。12月20日から全国のシボレー正規ディーラーネットワークで販売開始する。

「シボレー コルベット」

新開発の8速AT

アメリカを代表するハイパフォーマンスカーである「コルベット」は、今春にボディやエンジンを含むすべてを刷新した第7世代の新型が登場し、日本でも高い評価を得ている。今回の改良では、新たにGMが開発したハイドラ・マチック8L90型パドルシフト付き8速オートマチック・トランスミッションが採用された。

この8速ATは従来の6速ATと同程度のコンパクトさで、アルミやマグネシウムを多用したことにより、6速ATより4kgも軽量化されている。GMはこのトランスミッションのために24件もの特許を取得したという。

燃費性能も向上しており、この8速ATを搭載した「コルベット」は従来の6速ATのモデルよりも燃費が3.5%向上している。パフォーマンス面では、デュアルクラッチ・トランスミッションに匹敵する変速スピードを実現。フル加速時にはポルシェ「911」のデュアルクラッチ・トランスミッションより8/100秒素早くシフトアップし、0-60mph(0-96km/h)加速は従来より速い3.7秒となっている。

新型8速ATを搭載した「コルベット」は935万円、「コルベット コンバーチブル」は995万円(ともに税込)で12月20日発売予定。2015年2月には、「コルベット Z51」(7速AT / 8速AT)と「コルベット コンバーチブル Z51」の発売も予定されている。