Texas Instruments(TI)は、ビデオ/データ・ディスプレイ用の「DLP 0.3"(7.62mm)TRP HD720pチップセット」の評価を可能とする開発ツール「DLP LightCrafter Display 3010」評価モジュール(EVM)を発表した。

同モジュールは、HDMIインタフェースを採用し、さまざまなデバイスとのプラグアンドプレイを実現。また、USBベースのGUIにより、効率的なチップセットの設定が可能なほか、ボード間をつなぐ50ピンコネクタにより幅広い光学エンジンとのマッチングが可能となっている。

さらに高品質の光学エンジンならびにRGB LEDを搭載し、搭載されているデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)「DLP3100」などと組み合わせることで、毎秒最大5400回という高いスイッチング速度と120Hzのビデオ性能を提供する小型のトゥルーカラーRGBエンジンを実現している。

加えて、DLP 0.3" TRP HD 720pチップセットでは、独自のDLP TRPアーキテクチャと適応型のDLP IntelliBrightアルゴリズムにより、従来のDLP Picoチップセットのアーキテクチャと比較して2倍近くの輝度、また50%近い省エネルギー効果を実現したという。

なお、同チップセットは、すでに供給中になっているという。

「DLP LightCrafter Display 3010」評価モジュール(EVM)の外観