Xilinxは11月4日(米国時間)、TSMCの20nm SoCプロセスを採用したFPGA「Kintex UltraScale KU115」の出荷を開始したと発表した。

同製品は同社の20nm ポートフォリオとしては4つ目となる 20nm UltraScaleデバイスであり、Kintex UltraScaleファミリのフラッグシップモデルとなる。1つのプログラマブルデバイスとしては最大規模のDSPを搭載し、浮動小数点演算から固定小数点演算に至るまで、DSPを利用したあらゆる種類の演算処理に最適化されており、対称型フィルタリングアプリケーションで最高8,181GMACを実現することが可能だという。

なお、Kintex UltraScale FPGAは、最大116万個のロジックセル、5,520個の最適化されたDSPスライス、76MビットのブロックRAM、バックプレーンデータ転送に対応可能な16.3Gbpsトランシーバ、PCIe Gen3 ハードブロック、統合された100Gb/sイーサネットMAC および150Gb/sInterlaken IPコア、2,400Mb/sで動作するDDR4メモリインタフェースを提供するデバイスファミリとなっている。