アイ・オー・データは、Windows Server 2003 サポート終了に伴うファイルサーバー入れ替えセミナー「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を11月5日の札幌を皮切りに、仙台(11月2日)/東京・秋葉原(11月19日)/名古屋(11月26日)/大阪(12月3日)/金沢(12月5日)/博多(12月17日)/広島(12月18日)と全国8カ所において開催。同社のネットワークハードディスク(NAS)「LAN DISK Z」を使った効率的なファイルサーバーの入れ替え方法を紹介していく。

2015年の7月には、Windows Server 2003のサポートが終了する。OSのサポートが終了すると随時更新されていた修正プログラムが提供されなくなり、脆弱性が放置された状態で利用することになる。金銭や情報を狙った攻撃や多くのマルウェアがこの脆弱性を狙っており、サポート終了前に対策を立てることが求められる。

9月に日経BPコンサルティングが実施したアンケート「Windows Server 2003 サポート終了への対応状況調査」では、Windows Server 2003を利用している回答者の1/3にあたる33.8%がリプレース作業の完了がサポート終了までに間に合わないとしており、4割の企業がサポート終了の直前である2015年4月から7月と回答している。

(リプレース作業の完了の予定のアンケート結果 日経BPC「Windows Server 2003サポート終了への対応状況調査」より)

リプレースが遅れているおもな理由としては、「移行作業に必要な投資を行えないから、予算がないから」が35.5%、「Windows Server 2003 の台数が多い」(24.1%)、「移行作業に手間取っている」(19.9%)などが挙げられている。また、調査では、6割強が対応の遅れが大きなリスクを呼ぶことを認識しているという結果も示している。

(リプレースが終わらない理由 日経BPC「Windows Server 2003サポート終了への対応状況調査」より))

アイ・オー・データは、このようなWindows Server 2003サポート終了に伴う状況を鑑み、「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を開催。ファイルサーバー機能に特化した同社NAS「LAN DISK Z」を使った効率的な移行方法を全国8カ所で紹介する。

「LAN DISK Z」は、NAS専用HDD「WD Red」や定期的にNASの状態を管理、承認できる「NarSuS」機能を搭載するほか、ハードディスクが万一故障した場合に、最大100万円までデータ復旧サービスを無償で利用ができる「価格シミュレーションとデータ復旧サービス特約」も展開しており、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの3つの安心を提供している。

なお、今回のセミナーでは日本マイクロソフトのセッションも予定されており、「Windows Server 2003サポート終了後も使い続ける危険性、Windows Storage Server 2012 R2導入のメリット」が解説される。企業向けサーバーOSのサポート終了では、情報漏えいをはじめとした被害の大きさも懸念されるため、早めの対策が求められる。