Siemensは11月5日、フルデジタルガンマカメラ「Symbia Evo Excel」を発表した。ガンマカメラは放射性医薬品から放出されるガンマ線を検出して画像化を行うSPECT検査で用いられる。

同製品は、同クラスのガンマカメラに比べて最大29%の省スペース化を実現。既存の設置スペースを有効活用することで、装置導入時のコストを最小限に抑えることができる。また、コリメータ壁の厚さを均一にする独自技術によりシステム感度が従来よりも最大26%向上し、高感度・高分解能での短時間撮像やコントラストに優れた画像を提供する。また、新たなガントリデザインを採用したことにより高い解放感を持ち、患者の状態に合わせた撮像が可能となった。

「Symbia Evo Excel」の販売開始は12月1日を予定しており、年間30台程度の販売を計画している。

「Symbia Evo Excel」