三井住友カードとデジタルガレージ、アイリッジの3社は、三井住友カードが主催する男子ゴルフトーナメント「2014三井住友VISA太平洋マスターズ」大会公式アプリの企画・開発において協業し、10月31日より提供開始した。

今年で開催42回目を迎える「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、国内外のトッププレーヤーが幾多の名勝負を繰り広げてきた歴史と伝統を誇る日本屈指のゴルフトーナメント。同公式アプリでは、大会期間中の選手ペアリング情報やスコア情報などの大会情報を配信する他、スマートフォンアプリでは初という選手位置情報(選手のプレー中ホール)のリアルタイム配信を行うという。また、同アプリからトーナメント会場内の情報(イベント、飲食店舗・トイレの位置)を確認することも可能だという。

スマートフォンの普及などもあり、ゴルフトーナメントの観戦スタイルが大きく変化している中、選手や大会の様子をより深く、より詳しく知ることができる新しいトーナメントの楽しみ方を提供する。

また、大会期間中はBeacon等の位置情報関連技術を活用したO2Oサービスの実証実験を三井住友カード、デジタルガレージ、アイリッジの3社共同で実施する。同実証実験では、アイリッジが独自に開発したGPSおよびBeacon対応のO2Oサービス向け技術「popinfo」を活用して顧客のスマートフォン端末の位置情報を特定し、その位置情報と連動した特典情報をプッシュ通知で知らせることにより期待される、リアル店舗への送客効果について検証する。「今いる場所」に関連する情報をリアルタイム配信することで、顧客にとってより有益な情報配信が可能となるという。

このたび提供される特典は大会開催地である御殿場市内の飲食店・小売店のクーポン情報や会場内ブースでのプレゼント情報等で、御殿場市や大会協賛企業等の全面協力により実現した。大会に来場した顧客を開催地の地元協力店へ送客することにより、地域活性化へ貢献することも目指しているという。今後はスマートフォン等向けアプリを活用して決済まで完結させる包括的なO2Oサービスの実現を視野に、3社連携の上実証実験を継続していく予定としている。

三井住友カード、デジタルガレージ、アイリッジの3社は、今後も協力してサービス開発を行い、リアルイベント会場等でのO2O送客サービスを実施することで、顧客にとって最適なコンテンツのレコメンデーションの実現を目指していくとしている。

三井住友VISA太平洋マスターズアプリの主な特徴

  • 出場選手、イベント情報、コース紹介など大会に関する情報を掲載

  • 選手の位置情報(プレー中のホール)、スコア情報、ペアリング情報をリアルタイム配信

  • トーナメント会場内の情報(飲食店舗やトイレの位置等)を掲載

  • Beacon、GPS等の位置情報関連技術を活用して端末位置情報と連動した特典情報を配信

  • アプリ内から三井住友カードに新規入会した顧客に特典を提供