ZMPは10月30日、2チャネルのCANをUSBでPCに同時接続可能な小型CAN-USBインタフェース「ZMP CAN-USB-Z」を発表した。

同製品は、CANボーレートが1Mbpsであるのに加え、同期信号入力や、他の機器への電源供給も可能となっている。また、CANの通信設定とデータの確認が可能なコンフィギュレーションツールが付属している。さらに、小型軽量のため車両内や実験室、ラボなど場所を選ばずに利用できる。そして、オプションのViewerアプリケーションでは、CANデータから特定のIDを取り出し物理値などに変換するデータベース作成機能と、保存済みのログデータをテストベンチデータとして再生する機能が含まれている。これらにより、自動車や車載機器、建機・農機などの産業用機械の開発や実験におけるCANバスの計測、車両データとセンサなど、異なるチャネルのCANデータの同期取得、といった用途ですぐに活用できるとしている。

なお、価格は小型CAN-USBインタフェース「ZMP CAN-USB-Z」が3万円(税抜き)、オプションのViewerアプリケーション付属の「ZMP CAN-USB-Z&Viewer」が8万円(税抜き)。すでに受注を開始している。

2チャネルのCANをUSBでPCに同時接続可能な小型CAN-USBインタフェース「ZMP CAN-USB-Z」

ビューワアプリケーションの画面