ネクストが運営する「HOME'S PRESS」はこのほど、東京都民に聞いたJR山手線の新駅「駅名ランキング」の結果を発表した。同調査は10月16日~17日、20~59歳までの東京都在住の男女を対象として実施。480名の回答を得た。

2位の2倍近い票を獲得し「高輪」が1位

1位は「高輪」、2位は「新品川」、3位は「芝浦」

同調査は、2020年までに開業が予定されている、東京都・JR山手線品川駅と田町駅の間に新設予定の駅名について、どんな名前がいいかをたずねたもの。なお、新駅の駅名はJR東日本が今後公募する予定だという。

調査の結果、1位は130票を集めた「高輪」駅。理由としては、「覚えやすい。響きが良い」「高級感がある」「地名にもなっているので」などのほか、「長い名前やアルファベットは論外」と、カタカナの駅名には批判的な意見もあった。また、「高輪大木戸のあったあたりで江戸の入り口だったところだから」と歴史的な観点で「高輪」を選んだ人もいた。

2位は67票で「新品川」。理由としては「新駅だとわかりやすい」「品川と聞いた方が場所をイメージしやすいから」などがあがった。3位は65票で「芝浦」。理由としては「他の路線にも似たような名前がなく、一番混乱しなそうだから」「場所が芝浦辺りなので」などが多く、他にも「大学があった気がするから」「濁音が入っている方が印象が強く、また四文字で語呂が良いから」などがあがった。

以下、「東京サウスゲート」(42票)、「オリンピック2020ターミナル」(33票)、「港南」(32票)、「新泉岳寺」(25票)、「三田」(18票)、「品田」(13票)、「南田町」(9票)などが続いた。

また、別途設問で聞いた「鉄道に関して、あなたが思う新しい駅もしくはこんな路線があったらと思うものがあれば、お書きください」については、「都心に向けた電車ばかりでなく北と南、各路線を縦に結ぶ電車が欲しい」「豊洲から東陽町に抜ける南北の路線は是非欲しい」など、東京の南北を結んだ路線を望む声が見受けられた。また、「都心の方ばかり開発されているが都下の方ももっと視野に入れてほしい」という、東京の西における交通についての意見もあった。