NTTドコモが31日に都内で開催した2015年3月期第2四半期決算発表会で、同社の加藤薫社長は、下り最大225Mbpsの「LTE-Advanced」について触れ、「今年度末の提供を予定している」とコメントした。LTE基地局数についても年間目標に向け順調に増えているという。

LTE基地局数の推移

加藤薫社長

「LTE-Advanced」は、複数の周波数帯を束ねる「キャリアアグリゲーション」に対応することで、下り最大225Mbpsを実現する通信規格。ドコモは、1.7GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯、2GHz帯という4つの周波数帯を持っているが、それらを環境や利用状況に応じて組み合わせ、225Mbpsを実現していく。同社は4月、2014年度中に「LTE-Advanced」を提供すると発表していたが、加藤社長はこの日「今年度末の提供を予定している」とコメントした。

また、同社のLTE基地局数は、2014年度第1四半期では66,300局であったが、第2四半期では79,000局に増大。そのうち、下り最大100Mbps以上に対応した基地局数は、10,900局から20,600局と約2倍に増えている。加藤薫社長は、「年間目標の95,300局達成に向けて順調な推移となっている」と話した。

(記事提供: AndroWire編集部)