女優の長澤まさみ、斉藤由貴が先月31日、東京・渋谷区のパルコ劇場で、舞台『紫式部ダイアリー』の公開リハーサルを行った。

舞台『紫式部ダイアリー』の公開リハーサルを行った斉藤由貴、長澤まさみ(左から)

同劇場で公演中の本作は、三谷幸喜が作・演出を手掛ける舞台最新作。『源氏物語』で注目を集めた若手作家・紫式部(長澤)と『枕草子』で確固たる地位を築いた清少納言(斉藤)が、作家として女としてバーでぶつかり合うーーという"女同士のバトル"を2人芝居で描く。

三谷の舞台作品に初出演する長澤は、三谷演出を「すごく丁寧で、嫌になるくらい細かかった。でも、コメディーはその場の流れやノリでやるんじゃないと勉強になりました」と振り返り、「まさか2人芝居をやるとは思ってなかった。良い意味で自分の力を信じて頑張りたい」と笑顔で意気込みを。一方、長澤の所属事務所先輩でもあるライバル役の斉藤は、「ランドセルを背負ってる頃から知ってるので、素敵な女優さんになったまさみちゃんと一緒に仕事ができてワクワクしてます」と微笑んだ。

また、初めて"女同士のバトル"を書き下ろした三谷は、「男2人芝居は本当につまんない稽古場だったので、今回は楽しみだった」とニヤけつつ、「稽古を始めると、まさみちゃんはカップラーメンにお湯を入れ始めるし、斉藤さんは家族に連絡を取り出すし……。それが1番大変だった」と苦笑い。続けて、「稽古場ではぞんざいに扱われてて」とこぼして笑いを誘った三谷は、自身作の舞台に初めて挑んだ長澤を、「とてもパンキッシュでピュアな方。名前も呼び捨てにされたし、ストートに言う。裏がなくてやりやすいし、あんまり接したことがない女優さん」と称賛し、長澤は照れ笑いを浮かべていた。