パナソニックは10月31日、2014年度通期の連結業績予想数値を上方修正した。営業利益を従来予想から400億円上回る3,500億円、純利益を従来予想から350億円上回る1.750億円とした。

同日発表した2014年度第2四半期の連結決算では、売上高は前年同期から横ばい37,229億円、営業利益が前年同期比21%増の1,770億円、純利益が同48%減の809億円となった。住宅用ソーラーとカーナビなどの車載関連事業がグローバルで堅調に推移した。

第2四半期の決算を部門別にみると、アプライアンス部門がモーターなどのデバイスやエアコン事業が好調で141%の大幅増益。AVCネットワークス部門ではプラズマディスプレイパネル事業からの撤退などにより減収となったが、PCやタブレットなどのBtoB領域で販売を伸ばして営業利益39億円の黒字化を達成した。

アプライアンス部門が好調